続かなかった理由は、花ではありません
「花の定期便、気になって始めてみたけれど、結局やめてしまった」
そんな声を、花屋としてこれまで何度も聞いてきました。
でも実は、
花の定期便での“失敗”は、花そのものが原因ではないことがほとんどです。
この記事では、花屋の立場から
花の定期便が続かなかった人に共通するポイントを、正直にお話しします。
結論:失敗の原因は「期待のズレ」
最初に結論からお伝えします。
花の定期便が続かなかった理由の多くは、
- 花の品質
- センス
- あなたの性格
ではなく、
「始める前に思い描いていたイメージとのズレ」にあります。
よく聞く「やめた理由」
花の定期便をやめた方から、よく聞く理由は次のようなものです。
- 思っていたより地味だった
- 飾るのが意外と面倒だった
- 生活に合わなかった
- 気持ちに余裕がない時期が続いた
どれも「ありがちな理由」ですが、
ここに共通する背景があります。
失敗する人の共通点①
花が「暮らしを変えてくれる」と期待しすぎていた
花を飾れば、
- 毎日が豊かになる
- 気分が自然と上向く
そんなイメージを持って始める方は少なくありません。
けれど、花は魔法ではありません。
忙しさや疲れを一瞬で消してくれる存在ではないのです。
花の定期便は
暮らしを劇的に変えるものではなく、
少しだけ整えてくれる存在。
その前提がないと、ズレが生まれやすくなります。
失敗する人の共通点②
「ちゃんと飾らなきゃ」と思いすぎていた
- 花瓶をきれいに用意しなきゃ
- 上手に生けなきゃ
- 枯らさないようにしなきゃ
こうした思いが強いほど、
花は「癒し」ではなく「やるべきこと」になります。
花の定期便が続かなかった人の中には、
「花が多すぎた」「種類が多くて扱いきれなかった」
という声もあります。
花そのものが嫌いになったわけではなく、
届いた花を前にして
「どう飾ればいいか分からない」
その状態が、少しずつ負担になっていったのです。
いろいろな花が届くことは、
楽しさでもありますが、
余裕がないときには
“選択肢が多いこと”が重さになることもあります。
花の定期便が続く人ほど、
花を雑に扱っているわけではないけれど、
真面目に向き合いすぎてもいません。
失敗する人の共通点③
生活のリズムと合っていなかった
仕事が忙しい時期、
気持ちに余裕がない時期。
そんなタイミングで始めると、
花の存在そのものが負担に感じられることがあります。
これは「向いていない」というより、
「その時期には合っていなかった」だけかもしれません。
花の定期便が続く人の考え方
一方で、花の定期便が自然に続いている人には、
共通した考え方があります。
- 花を完璧に楽しもうとしない
- 飾れない週があっても気にしない
- 元気がなくても「それも今の花」と受け止める
花を評価対象にしないこと。
これが、長く付き合うための大切なポイントです。
ブロッサムバザールが「やらないこと」
ブロッサムバザールでは、
- 毎回華やかな花束を届ける
- ボリュームや派手さを売りにする
- 「続けること」を前提に勧める
こうしたことはしていません。
花は、
続けなければ意味がないものではないからです。
それでも合う人には、静かに寄り添う
花の定期便は、
誰にでも必要なものではありません。
でも、
- 少し立ち止まりたいとき
- 暮らしを見直したいとき
そんなタイミングでは、
花は静かに寄り添ってくれる存在になります。
「失敗したかも」と感じた経験がある方へ
もし、過去に
「花の定期便、合わなかったかも」
と感じたことがあっても、
それは失敗ではなく、
そのときの自分との相性が合わなかっただけかもしれません。
花との距離感は、
人生のフェーズによって変わります。
